【速報】キネマ☆キンボシ Vol.10

歴史的建造物で観る名作映画 ~ピーター・ブルック監督作『注目すべき人々との出会い』

2024.7.28 Sun

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

7月28日(日)上映決定!!

夏の”知的”ロードムービー。スマホを置いて旅に出よう!

仕事をやめて自分探しの旅に出た若き日の思想家・グルジェフの摩訶不思議な自叙伝を映画化。

『注目すべき人々との出会い』(ピーター・ブルック監督 1979年 イギリス)

キネマ☆キンボシ Vol.9 上映会後の意見交換会について

6月30日(日)キネマ☆キンボシ Vol.9 『リベンジャーズ・トラジディ』の上映について

前回の上映会では、上映後の意見交換会について「意見交換は楽しいが、発言するのに勇気がいる。聞きたい専門の人もいるのでどうにかならないか」という意見をいただきまして、

6月30日の意見交換会より、「聞いてますよ札」を導入することにしました。

これで発言が苦手な方も参加できますし、もし途中で意見を言いたくなったときは札を下ろしていただければ対応します。

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キネマ☆キンボシ Vol.8 『エル・パトレイロ』お客様の感想

・世界の不条理さに主人公のペドロが壊れそうになりながらも、自分の行動を続ける姿が印象に残りました。まだまだペドロは大変ですがたくましさを感じました。Alex Coxの作品、面白いです。

・あまり上映されることのないメキシコを舞台となっている作品を見ることができよかったです。メキシコのことももっと知りたいと思いました。

・前回とは大違いの映画に見えて実はどこか似ている感じもしたいい作品でした。「教訓だけ残して事件は忘れろ」というセリフがよかったです。

・ペドロが悪い人か、いい人か、良くわからないまま話が進んでいったように感じました。

精神科の場面で、前半真ん中にドクロのようなものがあったけど、後半ドクロのようなものが無くなっており、どういう意味だろう?と引っ掛かりました。

・主役の演技がとても上手だった。又、古い映画ながらも最後まで飽きずに見ることができた。

・劇中で「グリンゴ」という言葉と役があるが、あれはメキシコ人がアメリカ人を指すときに使う言葉で、全編スペイン語の中で唯一聞き取れた英語が、バーにいた余所者らしき男が主人公(警官)にビールを勧める場面。おそらくあれが主人公たちの敵(麻薬を密輸するアメリカ人)を英語というセリフ示した場面ではないか(ちなみに監督アレックス・コックスはグリンゴNo.2の役で出演している)。

・この世界が crazy なのを明確に認めたスタンスで Alex Cox 監督は映画を撮っているように感じます。

キネマ☆キンボシ Vol.9

歴史的建造物で観る名作映画 ~アレックス・コックス監督作『リベンジャーズ・トラジディ』

2024.6.30 Sun 10:00-, 14:00-, 19:00-(3回上映)

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

『リベンジャーズ・トラジディ』

近未来☆サイバーパンク☆古典戯曲(トマス・ミドルトン「復讐者の悲劇」原作)

アタマが(イカ)れたヤツらなら、(リベンジ)してもかまわないだろう?

近未来のディストピア=イギリスに復讐鬼が上陸!

あの手この手で権力者(デューク)と5人のバカ息子をぶっ飛ばせ!!

STORY

2011年リヴァプール。

彗星の衝突により、イギリスとヨーロッパの一部は劇的な被害を受け、各地から流れ

込んできたギャングの横行と都市の退廃に悩まされていた。今や街は悪の親玉デュークと

長男ルスリオーソ(エディ・イザード)以下5人のバカ息子どもの支配下である。

ある日、謎めいた男が朽ち果てた通りを歩いてくる。ガキどもに絡まれるが、男は一撃で

そいつらをのしていく。…男の名はヴィンディチ。10年前、デュークの陰謀により花嫁衣装に身を包んだ最愛の恋人を目の前で失った男。

ヴィンディチは言葉巧みにルスリオーソに近づく。その瞳に復讐の炎を燃やしながら…

17世紀に発表された古典戯曲が近未来のリヴァプールを舞台によみがえる。

パンクムービーの鬼才アレックス・コックス監督がブラックな笑いと暴力シーンを織り交

ぜた壮絶な復讐劇を演出。場を盛り上げる軽妙なサウンドに、イギリスのロックバンド

“チャンバワンバ”が参加している。

果たして復讐は成功するのか?そして彼を待ち受けるトラジディ(悲劇)とは?

(キャスト)

ヴィンディチ…クリストファー・エクルストン

(『シャロウ・グレイブ』『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』)

ルスリオーソ…エディ・イザード

       (『ヴィクトリア女王 最期の秘密』『ミラクル・ニール!』)

デューク(公爵)…デレク・ジャコビ

       (『オリエント急行殺人事件』『グラディエーター』)

デューク夫人…ダイアナ・クイック(『大いなる眠り』『マリー・アントワネットの首飾り』)

(スタッフ)

監督…アレックス・コックス(『シド・アンド・ナンシー』『サーチャーズ2.0』)

脚本…アレックス・コックス、フランク・コットレル・ボイス

原作…トーマス・ミドルトン

プロデューサー…マーガレット・マシスン、トッド・デイヴィス

撮影…レン・ガウィーング

音楽…チャンバワンバ(「タブサンピング」etc)

2002年イギリス 110min カラー 英語・日本語字幕 原題:Revengers Tragedy

キネマ☆キンボシ Vol.8 上映会、終了しました

歴史的建造物で観る名作映画 ~アレックス・コックス監督作「エル・パトレイロ」

2024.5.26 Sun 10:00-, 14:00-, 19:00-

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

本日の上映、無事終了しました。

たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。

次回は6月30日(日)、幻想小説家ボルヘスの原作を基に、アレックス・コックスがビジュアリストとして辣腕を振るったSFサスペンスの怪作『デス&コンパス』を上映いたします。

キネマ☆キンボシ Vol.8

歴史的建造物で観る名作映画 ~アレックス・コックス監督作「エル・パトレイロ」

2024.5.26 Sun 10:00-, 14:00-, 19:00-

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

~2024年5月の上映案内~

ハリウッドを飛び出したアレックス・コックス監督が新天地・メキシコで作り上げた「魂」の傑作!

正義に燃えるメキシコ青年、ペドロ(ロベルト・ソサ)とアニバル(ブルーノ・ビシール)は警察学校を卒業後、ハイウェイ・パトロールに入隊する。二人は厳しい砂漠での勤務となるが、ある日ペドロはグリセルダ(ザイーデ・シルヴィア・グチエレス)の運転する不法労働者を乗せたトラックを止める。

グリセルダの誘惑に負けたペドロは彼女と結婚するが、正義感ゆえにハイウェイで賄賂を受け取ることを拒み、養豚トラックで混雑する街道に左遷されてしまう。ある日、無許可のトラック運転手から賄賂を受け取ってしまい、その時から彼の倫理感は変わってしまのだった…。

現実はある青年の理想を容赦なく打ち砕き、汚職、酒、女の誘惑に誘う。堕落の一途をたどる彼は一体どこに向かっていくのか?

『レポマン』『ストレート・トゥ・ヘル』などでユニークな映画センスを発揮してきたアレックス・コックス監督が、苦難の末にメキシコで撮り上げた骨太の社会派青春映画。

主演のロベルト・ソサはサン・セバスチャン映画祭主演男優賞を受賞した。

1991年 日本・アメリカ・メキシコ 103分 カラー・日本語字幕

出演

ペドロ…ロベルト・ソサ

アニバル…ブルーノ・ビシール

マリベル…ヴァネッサ・ボウシェ

グリセルダ…ザイーデ・シルヴィア・グチエレス

サージェント・バレラス…ペドロ・アルメンダリス・ジュニア

監督…アレックス・コックス

製作・脚本…ロレンツォ・オブライエン

製作総指揮…根岸邦明

撮影…ミゲル・ガルソン

美術…セシリア・モンティール

音楽…ザンダー・シュロス

キネマ☆キンボシ Vol.7

歴史的建造物で観る名作映画 ~アレックス・コックス監督作「スリー・ビジネスメン」

2024.4.28 Sun 10:00-, 14:00-, 19:00-

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

~2024年4月の上映案内~

桜もようやく満開になり、春の陽気が心地よい季節になりました。

さて、Kinema ☆ Kinboshi では、”パンク&オフビート映画の鬼才”アレックス・コックス監督の特集を行います!

※上映予定だった『ストレート・トゥ・ヘル』は配給会社の都合により中止といたします。楽しみにしてらっしゃった皆様、誠に申し訳ありませんでした。

『スリー・ビジネスメン』

1998年 イギリス・オランダ・アメリカ カラー・日本語字幕 82min 原題:Three Businessmen

—トリップしてねじ曲がった世界観、 黙示録的なストーリー、 夢か現実かわからない奇天烈さ。 映画監督アレックス・コックスの作品は、 とにかく特異だ。—ある映画記事より抜粋。

【あらすじ】

イギリス・リバプールのホテルで出会った 2人のビジネスマン。

一緒に食事をする ためレストランを探すことになった彼らは、 なぜか世界中をさまよい続けることになるの だった。

出演は”コックス映画の常連”にしてバイプレイヤーのミゲル・サンドバルと、アレックス・コックス監督ご本人。

東京でもロケを行い、田口トモロヲ、永瀬正敏が出演している。

※以下、チラシより抜粋

トリップしてねじ曲がった世界観、黙示録的なストーリー、夢か現実かわからない奇天烈さ。
映画監督アレックス・コックスの作品は、とにかく特異だ。
—ある映画記事より抜粋。

※ストーリー的な何か※
イギリス・リバプールのホテルで出会った2人のビジネスマン。一緒に食事をするためレストランを探すことになった彼らは、なぜか世界中をさまよい続けることになるのだった。


※その他※
『レポマン』『シド・アンド・ナンシー』の〔鬼才〕アレックス・コックスが監督・出演
している、ブラックユーモアを散りばめたオフビートなロードムービー。東京でも撮影し、
田口トモロヲ、永瀬正敏が出演。

出演:ミゲル・サンドバル
      (名バイプレイヤーでコックス作品の常連)
   アレックス・コックス
      (日本のドラマ『私立探偵 濱マイク』の1エピソードも監督した)
   ロバート・ウィズダム
      (いろんな映画に出ている)
音楽:Pray for Rain
      (コックス映画の常連にして今は映画音楽専門の元パンクバンド)
脚本:トッド・デイヴィス
      (監督のワイフ)
監督:アレックス・コックス
      (パンクな反骨精神でハリウッドを出禁になった鬼才監督)

1998年 イギリス・オランダ・アメリカ カラー・日本語字幕 82min 
原題:Three Businessmen

キネマ☆キンボシ 特別上映会 終了しました

松江の市民によって制作された『手作りの映画』 曽田邦之監督作「源助の架け橋」

2024.3.31 Sun 10:00-,14:00

島根県安来市安来町1058番地 和鋼博物館市民ギャラリー

主催 キネマ☆キンボシ

共催 安来市文化協会

後援 安来市、安来市教育委員会、山陰中央新報社、新日本海新聞社、やすぎどじょっこテレビ


映画『源助の架け橋』上映会にお越し下さった皆様、上映を快く許可してくださった映画関係者の皆様、またイベントをシェアして下さった皆様、誠にありがとうございました。

本日の上映会は初めての自主映画ご紹介ということで、うまく行くだろうかと緊張しておりましたが、無事終えることができましてホッとしております。

今後も、地元や県外の自主映画の上映をしていけたらと考えています。

キネマ☆キンボシ Vol.6 上映会終了しました

歴史的建造物で観る名作映画 ~フリッツ・ラング監督作「クラッシュ・バイ・ナイト」

2024.3.24 Sun 10:00-,14:00

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

第6回上映会、皆さまご来場ありがとうございました。

これまで上映したフリッツ・ラングの映画の中では珍しく、身近な恋愛や結婚のことを描いているので共感や疑問点など語ることが多く、上映後の感想会は盛り上がりました。

次回は4月28日(日)、アレックス・コックス監督特集に入ります。お楽しみに!

※上映会場で間違えて発言してしまいましたが、今上映中の『パーフェクト・デイズ』の監督はヴィム・ヴェンダースでした。

失礼しました。

キネマ☆キンボシ 特別上映会

松江の市民によって制作された『手作りの映画』 曽田邦之監督作「源助の架け橋」

2024.3.31 Sun 10:00-,14:00

島根県安来市安来町1058番地 和鋼博物館市民ギャラリー

主催 キネマ☆キンボシ

共催 安来市文化協会

後援 安来市、安来市教育委員会、山陰中央新報社、新日本海新聞社、やすぎどじょっこテレビ


3月31日(日)、安来・和鋼博物館(市民ギャラリー)にて上映!
そして・・・曽田監督&ハナフキンプロデューサーによるトークも決定!!

キネマ☆キンボシ Vol.6

歴史的建造物で観る名作映画 ~フリッツ・ラング監督作「クラッシュ・バイ・ナイト」

2024.3.24 Sun 10:00-,14:00

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

―他人の欠点を見るのと同じくらい、自分の欠点を見ないのがいかに簡単か…

―批評家デニス・シュワルツの批評より抜粋

あらすじ

大都会ニューヨークである男の愛人として生活し、男の突然死と正妻との争いの末に遺産すらまともに受け取れず、失意のまま故郷の漁村に帰ってきたメイ(バーバラ・スタンウィック)。

地元で漁師として働く弟ジョー(キース・アンデス)の家に転がり込むが、彼は都会ですれっからしのようになったメイに嫌悪感を抱く。しかし彼の女友達ペギー(マリリン・モンロー)は彼女の都会的な雰囲気に憧れて友達になる。

ジョーの同僚の漁師ジェリー(ポール・ダグラス)は引退した父親や盗みばかり働く叔父と同居する純朴な人間だが、メイに惹かれてデートする。都会のすさんだ生活に嫌気がさしたメイは、田舎者だが素朴なジェリーに安らぎを覚え、彼と結婚する。

一方、メイはジェリーの友人で映写技師として働くアール(ロバート・ライアン)と知り合う。田舎の生活に退屈を感じるアールに、メイは危険な匂いを感じつつ、彼が自分と同じ質の人間であることを感じて惹かれていく…

主演にハリウッドの大女優にして円熟した演技を見せるバーバラ・スタンウィックを迎え、まじめで素朴な漁師ジェリー役にポール・ダグラス、その友人で田舎に退屈している映写技師アール役にロバート・ライアン、そしてこの映画で初めて重要な役を獲得したマリリン・モンローが出演している。

出演:バーバラ・スタンウィック(『ステラ・ダラス』『深夜の告白』『私は殺される』)

 ポール・ダグラス(『重役室』)

 ロバート・ライアン(『史上最大の作戦』『ワイルドバンチ』)

 マリリン・モンロー(『七年目の浮気』『お熱いのがお好き』)

脚本:アルフレッド・ヘイズ

監督:フリッツ・ラング(『メトロポリス』『ドクトル・マブゼ』『M』)

1952年 アメリカ 白黒・日本語字幕 105min 原題:Clash by Night