キネマ☆キンボシ Vol.12 【お客様の感想】

第12回歴史的建造物で観る名作映画

Kinema☆Kinboshi ㊗1周年記念上映
西独発のSFカルト・ムービー『デコーダー』+自主制作映画『おしとやかスイッチ』

2024.10.26 Sat 10:00-, 14:00-, 19:00-
2024.10.27 Sun 10:00-, 14:00-, 19:00-(6回上映)

島根県松江市白潟本町 出雲ビル地下1F

10月26日、27日に行われた上映後の感想会を抜粋し、まとめました。

たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。

以前の上映で、まだ載せていない感想は後日アップします。

【お客様の感想】

・”83年は自分が中1でパンクロックが大好きでその後88年には友達と出雲でPANK BANDやっとりました。

「デコーダー」は宝島に記事が載ってたのをなんとなく憶えていますが、86年か87年頃だったと思います。FM役の人がパーカッションをやってたE・ノイバウデン85年に初来日して話題になり、その後石井聰亙監督とかがノイバウデンを映像化して、そのタイミングで都会のミニシアターでデコーダーも上映されたキオクが……。

作品の感想にならずすみません。パンクロックじゃないけど、アンダーグラウンドなノイズ系、アバンギャルドな人達のカルトな映画で、体制側vs構図あとは、それぞれで感じで、考えろ、ってコトでイイのかなと。乱文乱筆すみません。ねぶそくで……。

貴重な時間ありがとうございました!「おしとやかスイッチ」も素晴らしかったです!今後も期待!(50代・男性)

・1980年代初頭の映画という事で映像に時代を感じた。途中に出てくるカエルやHバーガーのHというのに何か意味があるのか?と考えた。どことなく、日本の石井聰亙さんのこの頃の映画に似た雰囲気を感じた。(50代・男性)

・青年が打ち倒そう(?)としている対象が政府とか国家みたいな分かりやすくスケールの大きいものじゃなく「ハンバーガー屋さん」というチープさが味わい深かったです。(20代・男性)

・『デコーダー』…スタイリッシュな画面でずっとワクワクしていました。BGMの主張が激しくて、MV寄りだなーと思いながらみていました。感想会で、恋人が抱き合うのが~とか、管理側殺して何も解決はしていないのに恋人は抱き合って喜んでいるのが皮肉も感じて色を含んですごい作品だと思いました。作品に使われていたBGM大好きです。

『おしとやかスイッチ』…テンポよくて、「おしとやかスイッチ」の存在と役者さんの存在感に愛嬌があってすごいと思いました!見た後ほっこりする作品でよかったです!(40代・女性)

・1月に観た『GOLDFISH』とのつながりで「音楽は真面目」だけど音楽のスタイルを維持する社会についてこれない、行きたくない感が作られた方々から漏れている面白さはあります。その後の演者の方々の来歴も含めて作品の面白さだと思います。(40代・男性)

・ストーリーは単純なものとの説明がありましたが、無理に考えるとわからないものとなってしまうのでしょう。1983年作ということもありコンピューター?ディスクプリントした大量の紙資料?を思い出しました。かろやかな音楽とノイズ…バーガーショップでの?など面白く感じられました。メトロ内で単に棒きれでリズムを刻む?で耳をふさぐシーンなど?におかしい局面でした(ところどころ読めず)。

今回もカルトな作品でしたがミニシアター系で上映後埋もれるものも…(来月に期待)?してください。(―)

 

キネマ☆キンボシ Vol.13

第13回 Kinema☆Kinboshi 上映会

2024.11.24 Sun 10:00-, 14:00-, 18:00-(3回上映)

松江スティックビル・504講義室にて

※今回は上映場所と上映時間が普段と異なります。ご注意ください。

クールの鼓動が聞こえる―

1991年に死去したジャズ・トランペットの帝王、マイルス・デイヴィスが死の直前に出演し、生涯の中で唯一、本格的な演技を披露した作品。

『ディンゴ』

(あらすじ)

オーストラリアの田舎町に住む青年、“ディンゴ”ことジョン・アンダーソンは、野犬の捕獲を職業としながら、地元のアマチュアバンドでトランペットを吹いている。

大自然の中で妻や子供たちとの生活は満たされていたが、彼の心には20年前の光景が刻まれていた。

―オーストラリアの空港に降り立った伝説のジャズミュージシャン、ビリー・クロス。突然その場で演奏を始め、激しくも美しい音楽に魅了されたディンゴに、ビリーは「君は音楽をやるべきだ。パリへ来たら俺を訪ねろ」と語った。

ディンゴはジャズミュージシャンに憧れるが、彼の日常はそうした夢とかけ離れたものだった。彼の心の中は、いつも満たされない思いが渦巻いていた。

そんなある日、パリから一通の手紙が届く。それはビリーからの手紙だった…。

伝説のジャズミュージシャンにあこがれる青年役をコリン・フリールズが好演。マイルス・デイヴィスがその“伝説の人物”に扮し、実体験や90年代当時のジャズの実情を語っている。

また、ヌーヴェルヴァーグ(フランスの映画運動)を代表する女優ベルナデット・ラフォン、「マッドマックス・サンダードーム」のヘレン・バディらが脇を固めている。

監督は近年『悪い子バビー』で再注目されたロルフ・デ・ヒーア。音楽にはマイルス・デイヴィスと、彼の旧友にしてフランス映画音楽の巨人、ミシェル・ルグランが共同で担当。演奏シーンの吹き替えでは一流セッションマンであるチャック・フィンドレーが参加するなど、音楽映画としても見どころのある作品となっている。

CAST

“ディンゴ”…コリン・フリールズ『グッドマン・イン・アフリカ』

ビリー…マイルス・デイヴィス

アンジー…ベルナデッド・ラフォン『あこがれ』『私のように美しい娘』

ジェーン…ヘレン・バディ『マッドマックス/サンダードーム』

STAFF

監督…ロルフ・デ・ヒーア(ヘール)『悪い子バビー』

脚本…マーク・ローゼンバーグ『ディセンバー・ボーイズ』

撮影…ドニ・ルノワール『仕立て屋の恋』

音楽…マイルス・デイビス ミシェル・ルグラン

1991年 オーストラリア・フランス 110min カラー・日本語字幕